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あとがき

 
拍手にての連載になりましたが『箱庭の少年』もこれにて完結です。
『箱庭の少年』のテーマは【可哀想】なのですが、 皆様は誰が可哀想と感じられたでしょうか。
 
自分が狂っていることも知らず、理不尽な暴力を受けていると感じている雄太でしょうか。
狂った少年を庇い続け、愛されることもない岬先生でしょうか。
それとも、彼らの世界に入っていくことが出来ず、傍観者にしかなれない板垣でしょうか。
 
あるいは誰も自業自得で可哀想とは感じられなかったでしょうか。
(わたくしは、広本さんが可哀想というか気の毒で気の毒で(´;ω;`))
 
彼らがこのまま可哀想な世界で生き続けるのかは解りません。
雄太が最後に言った「あいつのこと嫌いだって思ったことは一度もないんだ」という言葉は、この物語最後の希望でもあります。
わたくしも既に自分の手から離れた話の傍観者として、 その希望が実ることを祈っております。
 
それでは、拙い話にここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
皆様の応援のおかげで完結までたどり着けた言っても過言ではございません。
書き手の背中を押して下さるのは、いつも読んで下さる方のたった一言です。
感謝しても感謝しきれないほどです。
また別のお話でも、お付き合い頂けましたら幸いです。
(2009/07/11 野原耳子)
 
 

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Published in 箱庭の少年

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