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26 破滅 *未成年喫煙描写有

 
 積み上げられた賭金は、最終的に八千万を越えた。
 
 山になった札束を白けた様子で眺めながら、健一は時岡に煙草をもう一本強請った。火のついた煙草を唇にぞんざいに咥えて、濁った紫煙を空中へと吐き出す。脳味噌の芯がぢんと痺れるような苦味が咥内にいっぱいに広がって、健一は自分の指先から感覚が薄れていくのを感じた。
 
 
「こんなん…こんなんあんまりやぁ…」
 
 
 泣き言を漏らしながら、斉藤が手元の最後の一束を札束の山へと寄せる。斉藤の内臓を売った金だ。わざとらしく鼻を啜る斉藤を、健一は冷めた眼差しで見遣った。
 
 
「泣き真似してんじゃねぇよ、鬱陶しいな」
 
 
 冷たく吐き捨てる。斉藤はキッと眦を吊り上げると、健一を睨み付けてきた。
 
 
「君には人の心がないんかっ」
 
 
 思わず失笑した。人の心がないのはどっちだ。負ければ斉藤は臓器の片割れを失うだけで死ぬわけではない。だが、健一は間違いなく死ぬのだ。臓器を最後の一片まで取り出されて、歯も髪も抜かれて、名前のないただの死体になる。
 
 そもそも健一が死ぬことを選んだのは斉藤じゃないか。斉藤が健一を生かすよりも、金を奪うことを優先させたから、こうなったのではないか。
 
 しかも、斉藤は自分が勝つことを知っている。なら、斉藤は健一を殺そうとしているのと同じだ。そのくせ被害者面をする図々しさに吐き気がした。
 
 
「人の心って何だよ。俺とあんたは今勝負をしてるんだろう? 勝負に人の心は必要なのか?」
 
 
 冷たく言い放って、健一は再び煙草を吸った。健一の悠然とした態度に、斉藤が憎々しげに顔を歪める。
 
 
「そんだけ言うって事は、相当カードに自信があるんやねぇ。そうやなかったらブラフでも、自分の内臓売り飛ばすなんて言うはずもないやんなぁ」
「さぁね」
「でも、僕だってええ手やなかったらこんな茶番に付きおうたりはせんで。僕は勝つで。絶対勝つ」
「そう」
「君は負けるで。間違いない。宣言したる。君は負ける」
「ふぅん」
「負けたらどないすんや。叔父さんに泣きつくんか?」
 
 
 健一はもう答えなかった。斉藤の下らない挑発や軽口に乗るのが面倒になった。ただ、黙って煙草を吸った。指先の震えを隠すために。
 
 
「そんだけ言うんだったら、今更ぐだぐだ言う必要もないだろうが。さっさと勝負しようよ」
 
 
 投げやりに言いながら、テーブルに重ねて置いていたカードを手に取る。煙草片手に手札を眺める健一を見て、斉藤は釈然としないように鼻を鳴らした。
 
 
「気取ってやがんな」
「気取ってる?」
「あぁ、まるでこの世の王様気取りや」
「俺は王様なんかじゃない」
 
 
 こんな惨めで無様な王様がいて堪るか。淡々とした声で返して、健一は短くなった煙草を灰皿へと押し付けた。グラスへと手を伸ばして、残ったオレンジジュースを一息に飲み干す。
 
 すると間髪入れずに、先ほどグラスを盛大にひっくり返したバニーガールが健一へと近付いてきた。
 
 
「おかわり、いかがですか?」
 
 
 健一と視線を合わせるようにしゃがみ込むと、グラスが乗ったトレイを差し出して来る。コンタクトを入れているのか、黒目部分が鮮やかな赤色だった。胸がメロンのように大きい。
 
 
「うん、貰うよ」
 
 
 健一は素直に頷いた。オレンジジュースのグラスを手に取っても、バニーガールはなかなかその場から離れようとはしなかった。何か物言いたげな眼差しで健一を見つめている。
 
 
「健一君、チップをやるんだ」
 
 
 助け船を出すように時岡が言う。健一は、あぁ、と合点がいったように小さく呟くと、一万円札を十枚程度半分に折り畳んで、バニーガールの豊満な胸の谷間へと押し込んだ。バニーガールが目を輝かせたところを見ると、十万というのはチップとして相場よりも高いらしい。
 
 
「またおかわりがあったら、いつでも言ってね」
 
 
 バニーガールは目をそっと細めて、健一の胸元をそっと掌で撫でさすった。健一は、胸元を艶めかしく這うバニーガールの掌をそっと掴むと、その赤い瞳を覗き込んで甘やかに微笑んだ。
 
 
「お姉ちゃん、ジュースありがとう」
 
 
 大人びた仕草に似つかわしくない子供っぽい声音に、バニーガールがくすくすと密やかな笑い声をあげる。そのまま小振りな尻を左右に振りながら、バニーガールはフロアへと去っていった。
 
 
「君は将来の女ったらしだな。どこであんな技を覚えたんだ」
 
 
 時岡が呆れたように呟くのに対して、健一は小首を傾げた。
 
 
「技って何? 俺は、やさしいお姉ちゃんにお礼を言っただけだよ」
 
 
 空っとぼけた健一の答えに、時岡が意味深げに口角を吊り上げる。すべてを見通したようなその表情に、健一は思わず苦笑した。時岡に誤魔化しは利かない。
 
 
「じゃあ、最後の大勝負に行こうか」
 
 
 緊張を誤魔化すために、わざと溌剌とした声を上げる。早く勝負しないと、自分の中の何かの糸が千切れそうだった。その糸が切れれば、自分はただの子供に戻ってしまう。惨めに震えて、哀れに許しを乞うような無様な姿を見せてしまう。それが健一には一番怖かった。
 
 斉藤は、ふんっと鼻を鳴らすと、自分のカードへと手を掛けた。だが、開こうとした瞬間、意地の悪い眼差しで健一を見つめてきた。
 
 不意に、斉藤が笑った。脂汗に顔面をしたたかに濡らしつつも、青褪めた顔面をぐにゃりと歪めさせる。
 
 
「君、もしかして怖いんか?」
 
 
 その一言に、殺意が込み上げた。自分の心を泥だらけの靴で踏み散らかされたような不快感に、思わず口角が引き攣る。健一のその表情を見て、斉藤が気味の悪い笑い声をあげた。
 
 
「君は、僕を途中で落とすつもりやったんやろう? 高額の賭金になれば、僕がビビッてドロップするとでも思っとったんやろう? だけど、残念やな。僕は下りんで。君は、今さぞかし怖いやろう。こない大ごとになってしもうて泣き出しそうなんやろう。大人に縋り付いて助けてって叫びたいんやろう。意地張ったガキっつうのは、何とも哀れなもんやな」
「カードをめくれ」
 
 
 苦虫を噛み潰したような声で吐き捨てる。唇が震えないようにするので必死だった。
 
 
「強がれば強がるほどドツボにはまっていくんが解らんか? 君は大人を小馬鹿にしとるがな、やけど君は結局子供でしかないんや」
「カードをめくれ」
「君は、ただの調子こいた馬鹿ガキや」
「カードをめくれ!」
 
 
 最後は叫んだ。テーブルを拳で叩いて、血走った憎悪の眼差しで斉藤を睨み付ける。斉藤が「おぉ怖い怖い」と空っとぼけた声を上げて、これ見よがしに肩を竦める。
 
 そうして、斉藤は健一の耳元へと思わせぶりに分厚い唇を寄せた。生ゴミが発酵したような酸っぱい口臭に、健一は身体を仰け反りかけさせた。だが、それを引き留めるように斉藤が健一の細い両肩をキツク掴んだ。そうして、おぞましく生温かい息が耳へと吹き込まれた。
 
 
「君、カードをすり替えたやろう」
 
 
 一瞬、うなじの産毛が総毛立った。驚愕に目を見開いた健一を、斉藤が勝ち誇った表情で見据える。
 
 
「叔父さんがグラス落として人の目が逸れとる隙に、君がカードを一枚すり替えたのを僕はよぉく知っとる。君は初めはワンペアやったが、一枚すり替えて手札をフラッシュにしたんやろう? フラッシュやったら、僕に勝てると思うたんか? あない下らんイカサマで、大人を騙し通せるとでも? そう思っとったんなら、お前はどこまでも脳味噌の足りんバカガキや。さっさとくたばっとけ」
 
 
 健一は呼吸を止めたまま、斉藤の呪いの言葉を聞いた。斉藤がにたりと頬肉を笑みに弛ませる。
 
 斉藤のカードが開かれた。ジャックが三枚にセブンが二枚、フルハウスという役だ。
 
 健一は、息を呑んだ。目を大きく見開いて、斉藤のカードを凝視する。斉藤は、唇をしきりに舐めながらにたにたと緩みきった笑みを唇に浮かべた。自分の勝利を確信した表情だ。
 
 
「ほらぁ、君の番やで。はよ開きぃや」
 
 
 暫く動けなかった。呆然と手元のカードを眺める。もう隠しようもなく、唇が小刻みに震えた。身体の底から、気色悪いヘドロが溢れ出していくような虚脱感も微かにあった。
 
 胸が苦しかった。心臓が破裂しそうなぐらい激しく鼓動を打っている。
 
 
「なに手間取っとんや。はよ開けやクソガキが。それとも、手が震えて開けまちぇんかー?」
 
 
 下卑た嘲りの声に、健一は一瞬瞼をキツク閉じた。だが、瞼とは反対に唇は薄く開いて、あぁ…、と微かな吐息を零した。強張っていた全身の筋肉が一気に脱力して、肩がガクリと落ちる。
 
 そうして、健一は真っ暗な世界で小さな笑い声を聞いた。空気を小刻みに振動させるような隠微で不気味な笑い声。それが自分が発しているものだと気付くのに時間が掛かった。
 
 
――ふふ、ふふふ。
 
 
 笑いが止まらない。
 
 
「あぁ? 負けて気でも違ったんかガキが。とっとと負けを認めて楽になれや」
「負けを認めるのは手前の方だ」
 
 
 一転して、明朗な声をあげた。
 
 健一は斉藤に向かって、ふっと息を吐いて微笑んだ。その慈愛に満ちた微笑みのまま、健一は手元のカードをゆっくりと開いた。怪訝そうな斉藤の表情が一瞬で驚愕に変わる。息を呑む掠れた音が健一まで聞こえてきた。

    

 ストレートフラッシュ。斉藤のフルハウスよりも二ランク強い役だ。
 
 
「さっさとくたばるのも、手前の方だったな」
 
 
 椅子へと悠々と背を預けながら、健一は勝者の声をあげた。先ほどまで自分の勝利を一片も疑っていなかった斉藤は、簡単には敗北を受け入れられないようだった。暫く呆然とカードを見つめた後、短く「うそや…」と呟く。
 
 
「うそやうそやうそや、何でこんな事があるんや。お前はフラッシュやったはずや!」
「えぇっ? 何で斉藤さんは俺がフラッシュだなんて思い込んでたの?」
 
 
 わざとらしく驚いた口調を返す。だが、笑みは抑えられなかった。
 
 
「何を勘違いしてたのか知らないけど、俺は初めから『ストレートフラッシュ』だったよ」
「嘘言うなやクソガキがッ! お前は間違いなくフラッシュやった! 途中ですり替えたんや!」
「酷い言いがかりつけないでよ。俺は真面目に真っ当にゲームをしてただけなのに、何でそんな悪いこと言うのかなぁ。格好悪いよ、負け犬の遠吠えって奴は」
「五月蠅いんじゃ! ふざけたことしやがって、このクソガキがァ!」
 
 
 がなり声と共に、いきり立った斉藤が健一へと飛び掛かってくる。健一はとっさにテーブルの上に置かれた札束を、斉藤の顔面へと向かって投げ付けた。
 
 
「ぶぇッ!」
 
 
 札束が正面からぶつかって、斉藤は豚のような呻き声をあげた。
 
 斉藤が怯んでいる内に、健一は自分が座っていた椅子の背もたれを両手で掴んだ。瞬間、ぐっと腕の筋肉が張り詰めるのが解った。そうして、呼吸を止めて、椅子を一気に振り上げた。それを躊躇いもなく、斉藤の頭へとめがけて一息に振り下ろす。
 
 ヒュッと風を切る音の後に、ガツンと重いものが床に落ちたような鈍い音が響いた。衝撃が電流のように腕を走って、指先がぢんと痺れた。斉藤の頭が玩具の人形のように上下にガクンと跳ねるのが見える。スチール椅子の足が奇妙な形に凹んでいた。斉藤の頭の形だ。
 
 
「五月蠅ぇのはどっちだよクズが。ガキだと思って散々舐めやがって。手前があのチオリとか言う馬鹿女に、俺のカード読ませてたのだって十分ふざけてんだろうが」
 
 
 健一の声は、殆ど斉藤には届いていないようだった。頭を抱えた斉藤がグゥグゥゥと犬のような唸り声をあげている。うずくまる斉藤を冷淡に見下ろしたまま、健一はハッと鼻で笑った。
 
 
「手前は負けたんだよ。くだらねぇイカサマまで使っておきながら、手前が舐めてたガキにな」
「…か、カード調べさせぇや…」
 
 
 足掻くように斉藤が呻く。健一はテーブルに置かれた手札を手に取ると、それを床でうずくまる斉藤の前へと無造作にばら撒いた。
 
 
「どうぞご自由に」
 
 
 床に落ちたカードへと斉藤が無我夢中で取り縋る。だが、カードを調べても何も出てくるはずもない。
 
 
「うそやぁっ! お前はカードに何か細工をしたんやろうがッ!?」
「細工なんか何もしてない」
「こんなん嘘や嘘や嘘や! こんな勝負無効やッ!」
 
 
 斉藤は、もう正常な思考が働いていないようだった。まるで幼児のように地団太を踏みながら駄々をこねている。その様子を、健一は呆れ半分で眺めた。
 
 
「金を払いたくないってこと?」
「そうやッ!」
「馬鹿言うなよ。そんなのまかり通るわけないって斉藤さんも解ってるだろう? 俺と違って、斉藤さんは大人なんだからさ」
 
 
 まるっきり年齢が逆転してしまったようだ。子供をあやすように喋りながら、健一は惨めなもんだなと頭の中で独りごちた。敗者というのは、こんなにも惨めで醜悪で反吐が出るものなのか。
 
 
「大人も子供も関係あるかいッ! 僕は払わんで! 絶対払わんで! 死んだって払うかッ!」
 
 
 ドンッドンッと斉藤が床を踏み鳴らす。今時五歳児だって、こんなみっともない真似はしないだろう。そんな事を思いながら、健一は長閑に声をあげた。
 
 
「じゃあ、死ねよ」
 
 
 口調は柔らかいのに、声音は酷く冷たかった。一瞬、ハッとしたように斉藤が動きを止める。その見開かれた目を真っ直ぐ見据えて、健一はもう一度繰り返した。
 
 
「死ねよ。あんたが今ここで死んだら、金は返してやるからさ」
「な、何を…」
「死んだって払わないなら、もうあんた死ぬしかないだろう? なぁ、さっさと死ねよ。舌噛み切れよ。首吊れよ。腹刺せよ。頭吹っ飛ばせよ。いいから、もうとっとと死ねよ。死ね死ね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
 
 
 狂ったように繰り返した。繰り返す度に、唇がどんどん笑みの形へと歪んでいった。口角がギリギリと吊り上がって、目元が三日月のようにぐにゃりと湾曲していく。嗚呼、唇が耳まで裂けてしまいそうだ。
 
 斉藤が呆然と健一を見つめている。健一は何十回何百回と死ねを繰り返した。言っている内に、その言葉が意味をなくしていくのを感じた。それは既に呪詛に近かった。
 
 気がついたら、斉藤は生まれたての子馬のように小刻みに震えていた。ぶるぶると肩を戦慄かせて、健一から目を逸らすようにじっと俯いている。
 
 
「もう、よろしいか?」
 
 
 時岡が静かに声をあげた。健一と斉藤を交互に見て、それからふっと頬を緩ませる。
 
 
「それでは、斉藤さん行きましょうか?」
「へ…?」
「貴方の眼球と肺と腎臓を頂かなくては」
 
 
 それは酷く優しげな口調だった。だから、暫くは斉藤は言われた意味がよく理解出来ていないようだった。だが、解った瞬間、斉藤の顔は色を失くした。
 
 
「そ、…そんな殺生な…」
「貴方が決めたことですよ」
「なぁ、頼みますわ。金は必ず返しますけぇ…ちょっと待ってくれれば…」
「私はね、斉藤さん」
 
 
 足掻く斉藤を一刀両断するように、時岡がきっぱりと言う。
 
 
「子供との口約束以上に、大人の守る気のない約束というものが大嫌いなんですよ」
 
 
 時岡は残酷だった。おそらく健一よりもずっと。
 
 時岡が顎を軽くしゃくるのと同時に、見物客の中から一人の男が進み出てきた。それは健一が賭博場に入る前に扉の前で会った男だった。先ほどの蛍光緑のパーカーから今は真っ赤なパーカーへと着替えている。どっちも似合わないのは変わらないだろうと思いつつ眺めていると、男は健一に気付いたのか、へぇ、と言わんばかりに口元を緩めた。
 
 男は、猫でも摘み上げるように斉藤の首根っこを掴んだ。
 
 
「さぁ、行きましょうか斉藤さん」
 
 
 時岡の声に、斉藤が顔をくしゃくしゃに歪める。その目からは、ぽろぽろと涙が零れ出していた。大人がなり振りかまわず泣く姿を見ても、健一は何とも思わなかった。ただ、涙を流せる斉藤は、泣けなくなった健一よりかはずっと幸福だと思った。
 
 
「なぁ…勘弁したってぇや…」
「勘弁?」
「このままやと僕は破滅や…」
 
 
 哀れみを求めるような斉藤の眼差しを、健一は静かに見据えた。自分の半分も生きていない子供に、斉藤は平伏していた。それがどうにも馬鹿馬鹿しかった。
 
 これが大人か。こんなものが大人なら、健一は一生大人になんかなりたくはない。
 
 健一はそっと斉藤に近付くと、その顔を真下から覗き込んだ。そうして、これ以上はないほどの満面の笑みを送ると、祈るような声で囁いた。
 
 
「破滅しろ」
 
 
 一字一句、舌の動きから咽喉の伸縮まで感じるほどハッキリと健一は言った。
 
 斉藤が顔を引き攣らせる。その瞳には紛れもない絶望が滲んでいた。わあぁ、と泣き声をあげて引きずられていく斉藤を、健一はもう見なかった。斉藤に対する興味をもう失っていた。
 
 

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